GMOとくとくBB光の v6プラスは特殊

ここ数年間我が家のISPは、OCN光で運用していた。

動作もサポートも全く不満はなく快適であったのだけれど、突然グループ再編に伴い 2023年6月30日をもって新規申し込み終了とのアナウンス。既存ユーザーはそのまま使えるということではあるが、先行きの不安があるため思い切ってGMOとくとくBB光へ事業社変更をした。

高額キャッシュバックで有名でもあるし、其のための手続き等でハードルが高く悪名を届かせているISPでもあるが、性能的にはAクラスだという評価なので挑戦してみようと思った。

v6プラス移行のための事前準備

ネット情報によると事業社移転で一番問題になるのはv6プラスの移行がスムーズに行われないということであった。つまり移転元でのv6プラスが完全に廃止されていないと移転先のv6プラスが開通できないという。

なぜなのかはよく解らないが、移転元でのv6プラス廃止が実行されてもネット上に浸透するのに一週間ほど必要とのことだったので事業社変更工事日当日ににスムーズにv6プラスを開通させるべく工事日の10日ほどまえにv6プラスの廃止をOCN光のテクニカルサポートに申し込んだ。ところが工事日当日になってもまだ移転元のv6プラスが残っていたので猛烈に講義したらその二日後には無事移行先(GMO)のv6プラス開通のお知らせメールが届いた。

やればできるやん!

とさらに文句を言いたかったけれど、永年お世話になった恩義も考えてやめておいた。企業体制の変化によってサービス体制も混乱しているのかも知れない。

GMOのv6プラスは独特の仕組み

我が家の場合、ひかり電話も使っているのでNTTのホームゲートウエイPR-400KIが供与されている。5年ほど前にRT-S300SE型が供与されていたが故障発生したので無償で交換してくれた。東日本エリアではPR-500MIあたりが主流なのに…と思ったが無償なので文句は言えない。

OCN光時代は、ISP→HGW→WiFiルーター(ブリッジ設定)という接続でHGWにはフレッツジョイントの設定アプリがインストールされていた。このケースではWiFiルーター配下のWiFi接続PCから192.168.1.1とすることでHGWの設定画面にもログインできた。

移転先のGMOからもHGWへフレッツジョイントのアプリがインストールされるものと考えていたのだけれど其の気配はなく、V6開通してますというメールのみ。慌てて検索してみたら、以下のような記事が見つかった。

弊社のv6プラスは、ルーター宛に開通されております。HGWにてv6プラスをご利用いただきたい場合、v6プラスを移行配信する必要がございます。

つまり、v6プラスはHGWをつかうか、ルーターをつかうかでプロバイダ側の設定が変わるらしく、GMOの場合は基本ルーター宛だからHGWで使えないよ…という事のようです。

そういえばGMOと契約したとき無償のレンタルWiFiルーターが送られてきてた。エレコム製のものだったので気が進まず、以前から使っていたNEC Aterm WG2600HS2をそのままブリッジ接続で使っていたのだけれどそれをルータモードに変更して再起動したら、なんとあっさりv6プラスでつながった。

其の代わりWiFi接続の端末からでは、192.168.1.1 でHGWの設定画面にアクセスできなくなった。もちろんHGWに直接PCを繋げば可能である。

HGWでのv6プラスを要望中

それほどHGWの設定画面にアクセスする必要はないので、「ま、これでもいっか…」と思ったけれど、一応HGWへの対応に変えてほしいとフォームメールで申し入れした。すでに数日経過しているがなしのつぶて。このあたりが不評GMOたる所以と思うがもう少し待ってみよう。

HGW向きに対応するなら無料レンタルのWiFiルーターは返却してくれ…という展開になるかどうかも興味あるところ。もともと無用なものを押し付けられているのでいつでも返却できるけど送料自己負担などと言われそうかも…。